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名探偵ちゃむ。
ここはバストゥークのちょっぴり辺鄙な場所にある探偵事務所「カラマール探偵社」。


大好きな魚介類から名前を拝借して、所長のちゃむはご機嫌なのでした。
だけど最近これっていう事件が舞い込んできません。



「あーあ。
仕事っていえばゴミ拾い、落とし主探し、材料集め・・・
これじゃあ冒険者の頃と変わらないよ・・・」



愚痴をこぼしながら雑用に精を出す毎日。
そんなある日のこと・・・。



バタンッ


壊れそうな勢いで開かれたドア。
そこには大急ぎで走ってきたであろう姿の若い冒険者。
息も荒く、肩を大きく上下に揺さぶりながらドアを押さえたまま立っている。


「どうしました!そんなに急いで・・・」


「さ・・・・さ・・・さ・・・」


若い冒険者は話をしようとしているけれど、息があがってうまく話せない様子。
ちゃむはコップに水をそそぎ、若者に手渡した。
若者は急いでそれを飲み干した。


「ゴクゴクゴク・・・・プハー・・・・ありがとうございます・・・フゥフゥ
それで・・・・実は・・・・殺人事件が起こって・・・」


「な!なんですって!!!殺人事件!?」



正直なところ、蘇生術が普通に行われているヴァナディールでは「生き死に」が事件になることはあまりない。そんな事件がおこっても、蘇生すればいいだけなのだ。
だけど若者に話を聞いたところ、蘇生しても反応もない、声をかけても、揺すっても全く反応が無いのだと言う。何かの術をかけられたのか、それとも呪いなのか。
聞けば聞くほどワクワクしてきた。
現場はまだそのままだ。と聞いてちゃむは1も2もなく飛び出した。





「ここが現場ですね」


1

横たわるエルヴァーンの女性。
辺りを取り囲む仲間らしき冒険者達。


「最初に発見したのは誰です?」


と、聞くと、冒険者達は一斉に、そして声を揃える事もなく口々に話し出した。
慌てている者、泣きそうになっている者、妙に冷静な者、それぞれが思い思いに話す。
けれどもそれが聞きとれるはずもなく。


「ああ、わかりました。わかりました。ちょっと落ち着いて・・・」














2


「ふむ。確かに争った形跡は無い・・・・」



慌てる冒険者達をなだめて聞いた話はこうだ。

冒険の途中、被害者が居なくなっている事に気づいたらしい。最初に気づいたのはキューピーヘルメット姿の男性戦士。気がついた時にはすでに被害者は呼びかけにも応じず、電話にも出ない状況だったらしい。それから仲間は慌てて捜索を行い、やっと見つけた時にはこの状況だったらしい。
最初に被害者を発見したのはセーラー服姿のヒゲの男性。
被害者の事よりも、この男性の趣味が気になって仕方がなかったが、それはまた別の事件として捜査を行う事にした。


被害者には争った形跡もなく、周囲に敵らしきものもなく、凶器もない。
呼びかけにも応じず、揺すっても反応はない、蘇生術にもまったく反応を示さないという。
確かに何の反応もないし、触ってみても冷たい。
もともとエルヴァーンは体温が低く、いつもヒンヤリしているせいもあってよくわからない。
唯一の証拠といえば、あたり一面に散らばったイモ菓子の破片。
だけどこれは被害者の大好物で、姿が見えなくなる直前にも彼女はイモ菓子に夢中だったらしい。




「これはどういう事だ・・・」




難事件だぞ・・・・・と思いながら被害者の顔をじっとのぞきこむ。
目もと、鼻頭、頬、そして口元・・・・・・




「おや、これは何だ・・・?」




被害者の口元にうっすらと流れる液体の形跡。




「なんだろうこれは・・・・・そしてこの事件の真相は・・・・」



急に消えた姿、最初に気づいたキューピー頭、散らばるイモ菓子、最初に発見したセーラー服のヒゲ男性・・・・・・口元の液体・・・・・好物のイモ菓子・・・・・イモ菓子に毒・・・・?










3


「わかりましたよ皆さん、事件の真相が・・・・・・」


ざわつく冒険者達。
それぞれが周りを見渡し、犯人を探っているような様子を見せた。


「これは・・・・・寝落ちという病気です・・・・」


ザワザワザワ・・・
先ほどにも増してざわつく冒険者たち。


「事件の可能性も考えました・・・でもこれは事件じゃない・・・これは・・・・何が原因かはわかりませんが、急に深い深い眠りに落ちてしまうという謎の病気なのです。いつ目が覚めるかわかりません。ただ永遠に眠り続ける事もありません。気長に待つしかないのです・・・・何かの書物で読んだことがある奇病の知識がまさか役に立つとは・・・・僕も貴重な経験をしました・・・」


こうして、現場を立ち去るちゃむ。
今回は派手な事件ではなかったけれど、貴重な現場に立ち会えた事を感謝するのでありました。




ヴァナディールの七不思議のひとつ。
奇病、寝落ち。




そして




こんな場所でも寝落ちする人がいるんだという世にも面白いお話w



テーマ:FINALFANTASY XI - ジャンル:オンラインゲーム
2009/07/01 Wed | 裏・空 | ▲PageTop
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RLMVミスラモードへようこそ。
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手探りでいろんな事をしてきましたが
最近は選択肢がたくさん増えて楽しい日々です。

ROの時のように、かけがえのない時間や
大切な何かをFFXIでも見つける事ができるでしょうか。

愛あふれる
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どうぞごゆっくり。


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